政府は、長崎県と熊本県にある「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」をユネスコの世界遺産に推薦しています。日本がキリスト教を禁止していた時代に、隠れてキリスト教を信じ続けた人たちが祈ったり戦ったりした12の建物や場所です。長崎県にある国宝の「大浦天主堂」という教会や「原城跡」という場所などです。
ユネスコに協力しているイコモスは、12の建物や場所を調べました。そして、世界遺産にする価値があると政府に伝えました。このため12の建物と場所は、今年のユネスコの会議で世界遺産になることが決まりそうです。
政府は「12の建物や場所は、人口が少ない町や島にもあるので、観光に来る人が増えるといいと思います」と話しています。