気象庁は、地球の気温が上がる原因になる二酸化炭素の濃度を3つの場所で調べています。去年の平均の濃度は、岩手県大船渡市で409.2ppm、沖縄県の与那国島で409.5ppm、小笠原諸島の南鳥島で407.7ppmでした。全部の場所で今まででいちばん高くなりました。
国連は、地球の気温が2℃以上上がらないように、世界の平均の二酸化炭素の濃度を420ppmぐらいにしたいと言っています。しかし、日本の3つの場所では毎年2ppmぐらいずつ増えていて、あと10年ぐらいで420ppm以上になる可能性があります。
気象庁は「もっと二酸化炭素を出さないようにしなければなりません」と話しています。